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認知症の発見
認知症の発見

認知症の発見

「物忘れ」がひどくなったら受診する

物忘れは、人間が年をとるほど誰にでも起きる自然現象です。少し忘れっぽいからといって、すぐに「認知症」と決めつけるのは早計ですし、自分の親に限って認知症になるはずがないと決めつけるのも問題です。物忘れに異常さを感じたら早めの対処が必要です。
認知症の早期・初期の段階はゆっくり進行するので、昨日症状が出ても、今日は普通ということがあります。この症状は認知症の1つであるので気を付けたいです。少し変だと感じたら、かかりつけ医や専門医に相談しましょう。具体的には次のような動きが見られたら、要注意です。体験したことを忘れる、記憶力だけでなく、時間や判断が不確かになる、自分がいる場所が分からなくなる、自宅に帰れなくなる、日常生活に支障が出る、物忘れを自覚しないことが挙げられます。
他に、理解力が低下するため、考えるスピードが落ちる。2つ以上のことをうまく処理できないため、パニックになる。予想外のことが起きると対応できず、不安からパニックになる。
日常生活でこのような様子が見られたら、専門医やかかりつけ医に受信することをすすめます。

認知症が疑われたらどこで受診するか

認知症の原因となる病気は様々です。原因となる疾患によって治療法が違うので、原因究明が第一です。そのため、認知症を診る診療科として、神経内科、老年科、精神科などが挙げられます。これらの専門医がいる病院を探すのは結構難しいです。
そこで、かかりつけ医に診てもらいます。それから専門医のいる医療機関に紹介状を書いてもらいます。かかりつけ医がいない場合は、相談窓口で紹介してもらうことができます。
相談窓口は次の通りです。

1.各市区町村の認知症相談窓口
各市区町村によって担当窓口の名称は異なりますが、高齢者福祉関連の部署が担当しています。
2.地域包括支援センター
高齢者に関する幅広い相談窓口で、地域の専門医療機関の紹介や介護保険の手続きの説明、介護予防ケアプランの作成を行います。
3.在宅介護支援センター
市区町村から委託された法人で、要介護認定非該当者の支援や、介護予防事業の推進・普及などを無料で行います。
4.介護支えあい相談
介護者の様々な悩みを聞き、必要な情報の提供や専門機関への取次ぎを行います。
5.高齢者総合センター
高齢者やその家族のための相談窓口で、電話・面談・文書などでさまざまな相談を無料で行います。

医師に相談するときの注意点

受信する時は、家族など身近な人が同行しましょう。限られた時間で症状を伝えるためにメモを用意しましょう。専門用語ではなく日常的な言葉で記録したほうが、より正確に理解してもらうことができます。
また、認知症において、医師によって治療法が異なります。診断結果や治療法について、納得できない場合はセカンドオピニオンを検討しましょう。
ただし、セカンドオピニオンは「診療」ではなく、「相談」になるため、健康保険の対象ではなく、全額自己負担となるので注意が必要です。次のような時にセカンドオピニオンを検討しましょう。

1.診断方法や診断名、治療方法に疑問や不安がある。
2.担当医の説明内容がよくわからない。
3.治療法や薬など、他に選択肢があれば知りたい。
4.もし、医師によって違った見立てがあれば知りたい

以上に当てはまる場合はセカンドオピニオンを検討してください。介護に関わる人すべてが納得して治療を開始しましょう。

認知症と診断されても家族はあわてない

親や配偶者が認知症と診断されたら、誰でもショックを受けるでしょう。一番ショックを受けているのは本人です。そのことは忘れないでください。
認知症の軽度の場合、新しい記憶が残りづらくなり、思考能力が低下するだけで、過去の記憶や感情、意思はあります。家族が本人に診断結果を話すときにも配慮が必要です。本人の体力があるうちは、問題行動をよく起こし、介護が難しい状態が続きます。よって、家族が受け入れることが重要です。
認知症と診断されたら本人にどのように伝えるか、次の例がありますので参考にしてください。

1.冷静に受け止められそうな場合
告知することで本人が治療に取り組み、介護生活を受け入れてくれます。認知症と診断されたらショックを受けるのは間違いありませんが、「早く治療すれば薬の効き目も高いから」と前向きになれるような声掛けをしましょう。
2.高齢で理解が難しい場合
認知症について正しい理解が得られそうにない場合、「物忘れが多いから治療しましょう」という一言に留めましょう。

認知症をよく知ることが大切

認知症と診断されました。認知症と診断された時点で、全ての社会生活ができないわけではありません。軽度の場合、これまでに行ってきた家事をさせない、外出をさせないことは、症状を早めます。人と会う機会を作るなど規則正しい生活をさせましょう。今までできていたことができなくなったり、行動に時間がかかったりしますが、そんな時は焦らず叱らず、見守りやお手伝いで接しましょう。
子ども扱いし、しつけや叱ることは相手のプライドを傷つけ、信頼関係が失われます。介護者の言うことをきかなくなります。プライドを傷つけないようにして介護に臨んでください。

早期発見が病気の進行を遅くする

アルツハイマー型認知症は完治しない病気であると言われていますが、症状の進行を遅らせることができます。症状を遅らせる方法として、投薬治療と非薬物療法があります。
まず、投薬治療については、アルツハイマー病の場合、塩酸ドネペシル(アリセプト)の投与により、症状の進行を緩やかにすることができます。早期から行うと、より高い効果を示すと言われています。
次に、非薬物療法を紹介します。非薬物療法として、運動療法や音楽療法、過去の記憶や体験を話すことで脳を活性化させ、症状の進行を遅らせることができます。
今回は治療法について紹介しました。知識やかかわり方を事前に学ぶと落ち着いて介護者と接することができます。今後の介護の参考になれば幸いです。

「成年後見制度」を利用する

認知症になると判断力が低下します。判断力が低下した高齢者をサポートするために「成年後見制度」があります。後見人には法廷後見制度と任意後見制度があります。今回は後見制度について紹介します。
まず、法定後見制度の対象となるのは判断能力が欠けているのが通常の人で、同意はいりません。代理権の範囲は財産に関わるすべての法律行為です。
次に、任意後見制度とは本人が信頼できる人と任意後見契約を結ぶ制度で、やがて判断力が低下してきたら、後見人が本人に代わって契約行為や財産管理を行う制度です。

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