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言語障害の症状事例
言語障害の症状事例

言語障害の症状事例

アルツハイマー型の認知症に限り、物の名前が出にくくなるという障害が現れます。
例えば「あれの上のあれ取って」というようなものです。
昔から物の名前をきちんと言わず、指をさして伝えるという性格などもありますが、急にこのように変化したら、アルツハイマー型認知症のかなりの初期症状塔型割れます。
話は普通で、最初は話の流れに沿ったことを言っていても、いつの間にか内容がどんどん変わっていくということもあります。

この段階から治療できれば、進行スピードは大幅に遅らせることができます。
言葉の障害はこれ以外にも、ある物の使い方がしっかりと分かるのにもかかわらず、物の名前だけが思い出せないという症状、簡単な言葉の理解ができない、単語の意味が分からなくなる、などがあります。
また、言われたことを無意味にオウム返しする、言葉の語尾だけを何度も繰り返して発言するなどの症状も該当します。
突然、何を言っても「はい」「そうですね」と言うだけで行動に移さないのは、言葉の意味が分かっていないために起きているかもしれません。

言葉にも障害が現れ始めると、本人とコミュニケーションする際において、非常に高い壁となります。
これまで自発的にできたり、指示したことができていたのに、急に簡単なことも分からなくなると、介護の労力は莫大に増加してしまいます。

介護者が言ったことを理解できなくなる

介護者が尋ねたことと、全く関係のない返事、つじつまが合わない返事が返ってくるようなことです。
重度になると「座ってください」「立ちましょう」と言った簡単な指示も理解できず、実行できなくなります。
言っても伝わらないというときには、してほしい動作を隣でしてみると、真似をしてできることがあります。
元気よく声掛けをしながら、一緒にやるのがコツです。

また、真似をしてもらうことでできるようになるのは、料理などでも同じです。
包丁で皮をむいてくださいと言っても伝わらず、分からないようなとき、自分も野菜や果物などを手に取って皮をむいてみせると、意外とその通りにきれいにできることがあります。
若いころや以前は料理できたという方などがいて、再び一緒に台所に立ちたいというときには是非やってみてください。

つじつまの合わない話をするようになる

話につじつまが合わない、話の内容が全く流れに沿っていなくなったというようなことがあります。
例えば「昔は大変だった」という若いころや子供のころの話をしているさなか、「本当に大変だったね、あそこのお菓子おいしいよ」などとなることはないでしょうか。
「それはそうと」などのような、話を変えるそぶりもなく、突然話が大きく変わるようなことが目立ったら危険です。
コロコロと話が変わり、何が言いたいのか、何を話したいのかが全く分からなくなります。
論理的に順序を立てることが出来なくなるほかにも、注意力が散漫になってしまって話がそれていることも考えられます。
できるだけ簡単な返事で済ませられるような、分かりやすい内容で話すようにしましょう。

ちなみに、これは自分の記憶障害を取り繕おうと、隠そうとするように話をごまかしたり、その場に合わせるような返事になるということもあります。
例えば介護者が「さっきの本当きれいだったね」という問いをしたとして、「そうだね。あなたもそう思う?」と返答し、介護者は「もちろん。また今度見たい」「私も見たい」
となるような感じです。
介護者の「さっきの」ということが分かっていなくても、会話を成立させようとして、その場を取り繕おうとしている可能性があります。
ですので、できるだけついこの前のことを話すようなことはやめましょう。
つじつまが合っているように見えても、事実関係をきちんと確認しなければ、話の内容が正しいかはわかりません。

いつも一緒にいる家族や介護者であれば、この様なことがあっても理解できると思いますが、たまにしか面会に来ないような方には「全然大丈夫そうだね」と解釈されてしまいます。
これは要介護認定の調査に来たケアマネジャーにも言えることです。
この特徴を理解していて、家族からもきちんと聞いておかなければ、「とてもしっかりした人」と判断されてしまうのです。

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